芝生ノウハウ | 校庭・園庭・グラウンド芝生化なら信州グリーン

本日尋ねられた芝生についての質問とお返事

Q,昨年、5月に西洋芝の種を蒔いた。
 株のようになり、まだら。
 9月にもう一度蒔いた。
 芝生がしっかりしてから芝刈りをするのがいいと思い芝刈り回数は少ない。

A、種蒔きの時期は、農家で種を蒔く時期が最適期。
目安としては、田植えの頃から母の日付近までと、秋に赤とんぼが見られ始める時期。
散水が容易に出来る、全自動散水設備を設置すれば、
真夏でも発芽し、生育可能です。
株化の原因は、芝刈り不足。
経験では、一日の最高気温の合計が200℃の頃発芽を確認します。
芝刈りが可能な芝丈になったら、芝刈りを行います。
(蒔かれた)西洋芝は分蘖(ぶんけつ)で増え、
刈り込みが不足すると、株化となります。
僅かな丈の芝刈りを回数多くする方が綺麗な芝生になります。
芝丈を長くしてしまった場合は、
一気に短くするのではなく短い丈ずつ何度かに分け芝刈りをして下さい。
一気に短くすると日光が当たっていなかった部分に陽が当たるようになってしまい、軸枯れを起こします。 

 
  

芝生の中の草

野芝、コウライシバなどの暖地型の 芝生は冬期の間、休眠し地上部は枯れ草色です。
この芝生の休眠期に芝生の中にある緑色の雑草が気になる人もいると思います。
私も若干は気になります。


今日の松本の最高気温は摂氏19.7度(平年比14.0度高)。
庭に出て、芝生内の草を抜き始めました。
狭い庭でも、100%の除去は無理だと思っています。
草取りをしながらよく見ると根元の方から緑色の芽が出ていました。
まだ2月です。
暖冬の影響でしょうか?
「暖冬」と聞けば柔らかい優しさを私は感じます。
或いは地球温暖化の影響でしょうか?
「地球温暖化」と聞くと・・・危機感を感じます。


この季節に書く手紙に「早春賦の歌詞を思い出す今日この頃です」と
好んで入れていましたが、
今年はそうは書けない暖かさです。


今日は立春。

 昨年10月に寒地型の西洋芝を播種した、個人のお客様が所有する広場の今朝の状況です。

今朝の最低気温は氷点下5度ほどだったのではないでしょうか。

松本地方の冬は非常に冷え込むのですが、降雪は少ないため積雪による保温の期待ができません。

shibahuのブログ shibahuのブログ shibahuのブログ 今朝も霜柱がこんなにたっていました。

日中気温が上がり寒さが緩むと霜柱が解けますが寒風にさらされ大変ストレスがかかります。そして明日の朝また霜柱が立ちます。

長野県の場合は播種の時期は9月前半までだとあらためて思い知らされました。・°・(ノД`)・°・

播種に適した時期に播種を行いある程度、根が育っていないとせっかく育ち始めた芝がこのようになってしまいますY(_<、)Y やむを得ず、気温が下がってから播種をしなければならない場合は保温のために寒冷紗で覆うなどの養生が必要です。


shibahuのブログ 立春の三郷小学校です。わかりにくいですがトラックから内側が土、外側が寒地型の西洋芝です。

shibahuのブログ 主に低学年の児童が利用する南庭です。芝生の上にランドセルを並べ芝生の上で遊んでいます。

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インフルエンザワクチンのニュースから感じたこと

インフルエンザが猛威を振るっています。
この冬、国内で流行しているインフルエンザのうち、Aソ連型ウイルスが、97%(35検体中34検体)という極めて高い確率で、インフルエンザ治療薬 タミフル 」が効かない、あるいは効きにくい「耐性ウイルス」であることが先月16日、国立感染症研究所の調べで分かったようです。タミフル に変わる治療薬である「リレンザ」を使用すれば効き目があるが、通常の医療現場ではウイルスがAソ連型なのか、他のタイプなのかを区別することは難しく医療現場での混乱が懸念される事態とのことです。


先月末に、厚生労働省の研究班が「新型インフルエンザを含め、あらゆるタイプのインフルエンザウイルスに効く可能性があるワクチンをマウスを使った動物実験で効果を確認」したそうです。ただ「人間に接種した場合の副作用などを詳細に調べる必要があり、実用化には数年はかかりそう」とのことです。

私は以前、医師から『菌交代症』と言うことを教えて貰いました。


菌交代症とは、「化学療法剤の使用により、生体内の常在菌で薬剤に感受性のあるものが死滅し、他の菌が代わって繁殖している状態。」だそうです。

「タミフル?リレンザ?」「万能ワクチン?」・・・インフルエンザ有効ワクチンには『菌交代症』は関係ないのかな?

植物が生育する上にもこの『菌交代症』は当てはまると思っています。

植物の病気①に有効の殺菌剤(1)を用いその菌が死滅。病気①は回復しますが病気②の心配が発生したら殺菌剤(2)を用い病気②の菌が死滅。病気の心配がある度にその病気に有効な殺菌剤を散布する・・・

このような管理は地球環境を思うととても不安です。当社の植物管理は「化学薬品に極力頼らない」エコアース管理に努めています。エコアース管理の一つに「特殊液肥・植物性乳酸菌入りエコアースNの散布」があります。このエコアースNに、ある時はニンニクエキスを、ある時はオオバコエキスを、ある時はアップルビネガーを、ある時はドクダミを、ある時は木酢を、と、このように異なるものを加え、菌交代症に備えています。

児童数が1200名近いマンモス校である安曇野市の三郷小学校の校庭芝生化は平成15年度です。芝生の校庭を使い始めた平成158月から1日も使用禁止にすることなく使われています。

オープンからの6年間に、殺菌剤の施用=0回、殺虫剤の施用=2(いずれもコガネムシの幼虫の大量発生時)、除草剤の施用=1(クローバー退治にスポット的に)1200名近い児童が6年間使用している約4000mの芝生校庭に、これらの薬品の施用は3回です。

エコアース管理により丈夫な芝生が育っています。エコアースNの施用がだいぶ関係していると思います。

これからも地球に優しい安全な維持管理で丈夫な芝生を育てていきたいと思います。