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239
桜花の下の芝生にあぐらをかいて座って
太宰治の「津軽」の一節です。
「津軽」は1944年(昭和19年)の作品です。
太宰作品は「走れメロス」と「人間失格」の2作品を読んだだけです。
「津軽」の中にこんなに素敵な情景があると知りました。
美しい情景が目に浮かびます。
当時から「芝生」があったということが
太宰作品からわかり、
なんだか嬉しくなりました。
Comment-
ブン太 より:
2009年6月19日 6:06 PM
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shibahu より:
2009年6月23日 9:42 AM
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「・・・あぐらをかいて座って、重箱をひろげた。これは、やはり、N君の奥さんのお料理である。他に、蟹とシャコが、大きい竹の籠に一ぱい。それから、ビール。」
私はこちらの方が気になります。
後の方にこんな一節もあります。
「空には雲雀がせわしく囀っている。こうして、故郷の春の野路を歩くのも、二十年振りくらいであろうか。一面の芝生で、ところどころに低い灌木の繁みがあったり、小さい沼があったり、土地の起伏もゆるやかで、一昔前だったら都会の人たちは、絶好のゴルフ場とでも言ってほめたであろう。」
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>ブン太さん
昭和19年の作品に「一昔前だったら都会の人たちは、絶好のゴルフ場とでも言ってほめたであろう。」とは驚きました。
あと「斜陽」も読んだことがありました。